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スジ彫りを考えよう(その1)

今回から2~3回に渡り、私がどのような道具で、またどのようにスジを彫っているのか紹介したいと思います。
あくまで私個人の方法であり、もちろんこれが答えではありません。

模型をはじめた当初はスジ彫りが嫌で嫌で仕方がありませんでした^^;
たぶん苦手意識が過剰だったんでしょうね~
デザイン以前に、スジの太さ・深さが不均一で、彫るたびに醜くなり作品としての価値を下げているように思いました。
そんな私も、工具の発達やいろいろな経験を経て「スジ彫り」に対する苦手意識も消え、むしろ好きな工作の一つになった今、模型をはじめて間もなく、「スジが上手く彫れない」と感じているモデラーさんが壁を越えられる助けになれればと思いまとめてみます。

後日HPにまとめますが、このブログで断続的に掲載します^^

まずはスジ彫りが上手くいかない人の原因を考えてみましょう。
一昔前はタガネの様なスジ彫りに特化した工具もなく、おそらくはケガキ針、画鋲、その他先がとがったツールで皆さんは彫っていました。よく、デザインナイフの先を少し折ってから刃の反対側で彫ればいい、と紹介さてていましたが、はっきり言ってこれは上級者向けの手法です。今でこそ私はこの方法を使用しますが、均一の太さ・深さで彫るのは難しく、やはりある程度経験を積んだ方がされるべきだと思います。

では、最新のスジ彫りツールを使用しても、どうしてカッコいいスジが彫れないのか。
私が思うに「精度」が足らないのだと思います。
工具については後日述べるとして、今日は「精度の高いスジ」について考察します。

どうしても皆さんはスジのデザインに目が行きがちですが、デザインが良い→カッコ良いスジ、では無いと思います。
各種太さがラインナップされ、いまやスジの太さは自由自在。
直線であれば私だろうが、昨日今日はじめたばかりのモデラーであろうがそれほど差は生じません。
差が出るのは「線と線のつなぎ目」です。
どういう事かと言いますと、下の図を見て下さい。
sujibori3.jpg
このように3本で構成されるモールドを彫る場合、2つの継ぎ目が生じます。
御自分のモールドを見ると、継ぎ目が丸くなっていないでしょうか?
たとえばこんな感じ。
sujibori2.jpg
これが「スジの精度」であり、最も実力差が出る部分であると思います。
そしてこれは線が交わる角度が大きくなればなるほどくっきりとした「角」を出すのが難しくなります。

では、どうすれば良いのでしょう?
以下に私が彫っている順と方向について紹介します。

suji4.jpg
まず禁忌としましては、1枚のガイドで一気に彫らない事。
以前私もしていましたが、どれだけ精度の高いガイドを作って強く固定出来たとしても精度の高い「角」は作れません。
詳しくは次回の記事で述べますが、デザイン用とスジ彫り用でガイドはそれぞれ用意する必要があると思っています。
今回のサンプルの場合は、まず青のスジから彫っておきます。
最後に赤のスジを彫れば完成ですが、この際貼り付けるガイドの位置には細心の注意が必要となります。
線の端と端がぴったりくっ付けるように貼りましょう。
私は拡大鏡を使用しながらこの作業をしていますが、これが最も重要な過程となります。
そして「彫り」です。
ここもルーペ等の拡大鏡を使用すると精度が上がります。
そして、なんと!
図のように少しはみ出る勢いで彫りましょう。
度が過ぎてはいけませんw
あくまで「少し」です。
この方が「角」が強調されるのです。
ルーペを使用するのはこのはみ出し具合を適切に調整するためです。
つまりルーペを使って、一つの「角」を入念に見ないとはみ出しには気付かず、むしろ全体を通して作品を見た場合、モールドがビシっとしまって見えるのです。
ここでガイドを張る際に、先に入れたモールドと隙間が出来てしまってはどうでしょう?
おそらく用手で線と線をつなげようとしませんか?
こうした場合、100%の確率で角が丸くなります。

そしてもうワンポイント。
基本は1方向で彫りましょう。
どんな切れ味の良いケガキツールを使っても、削って溝を彫っているわけですから、溝の底はケガいた方向に多少毛羽立っているはずです。
それにも関らず逆方向からケガくと、溝の底はガタガタになってしまうわけです。
スミ入れの際、ツ~と塗料が流れていく様は気持よくないですか?
溝がガタガタではうすく希釈された塗料では均一に埋める事は出来ません。
逆方向にケガくのは、終点となる端を整える程度にしておくのがベターと思います。
もちろんこの際、端は少しはみ出して下さいね^^

結局難しいスジ彫りというのは、切り返しが多いものを指すのだと思います。
もちろん曲線も難しいのですが、これはガイドを適切に作れば対応可能です。
今回は線と線のつなぎ目に付いて、私の主観を交えて解説してみましたが、これが出来ればどんなモールドもカッコ良く彫れるのではないでしょうか?^^;
まずは線をしっかりつなぎ、あとは各線を短くしていきましょう。
そうする事で、「凸」であろうが「凹」であろうが、どんな難しいモールドも大丈夫です。
悲しいかな、皆さんが見てハっとするモールドって、結局面倒臭いデザインさんですよね^^;
ただし、あくまで「面倒臭い」のであって「不可能」では無いわけです。
まずは彫ってみましょう。
きっと出来ると思いますよ^^

次回(いつかな~w)は、私が使用する工具と、ガイドについて紹介します^^

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